IPAカードで遊ぼう会、無事終了しました!



 2/3(土)13~15時に10℃カフェにて、IPAカードで遊ぼう会を行いました。一定額以上のご支援をいただいた方のうち、当日ご都合のついた6名の皆様にご参加いただきました。簡単にではありますが、レポートいたします。
 まずは皆さんの自己紹介(とIPAをどれくらい知ってるか、について)から始まりました。IPAについてはあんまり知らないのでこれから勉強したい、という方が意外に大多数でした。皆さんに自己紹介をお願いしたのは、どんなバックグラウンドの方がいらっしゃるかを主催側が把握するためでもあったり、この後のカードゲームの難易度調整も兼ねておりました。
 その後、私の方から簡単な自己紹介とプロジェクトの紹介、そして今回のクラウドファンディングの隠れた目的についてお話しました。そして川原先生にはIPAや音声学に関するトピックをお話頂きました。川原先生は参加者さんの自己紹介を聞いた上で、興味にあわせたお話をその場で構成して下さいました。

 後半はお待ちかねの遊ぼうタイムです。川原先生以外のほぼ全員がIPA初心者ということで、神経衰弱をすることにしました。このカードはいろんなレベル(有声性、調音点、調音法)での神経衰弱ができるのですが、今回は肺臓気流の子音(オレンジのカードです)限定・調音法しばりの神経衰弱になりました(それでも一部ペアにならないカードが残ってしまうババ抜き的な感じになってしまったのですが)。
 調音法によってはかなりレアなものと、よくあるものが分かれているので、レアなものやミニマルペア(一つのカテゴリだけ異なり、残りのカテゴリは揃っているペア)には高得点をあげてもいいかも!などのアイデアがその場で出てきたりしました。またカードをめくったら何となくみんなで「ドゥ」「ハー」などと発音を試みてみるのが面白かったです。「これは釈由美子がよく発音してるやつ!」など、出てきたカードに関する小ネタを川原先生が提供して下さり、本当に学びながらのカードゲームになってました。このカードゲームは音声学者が付属しているとなお楽しめるようです。
 今回は調音法縛りだったので、ゲームが終わる頃には参加者の皆さんは「調音法にはどのようなものがあり」「どれがどの程度多いのか」に関する何となくの感触を得られていたように思います(私も詳しくなりました)。レベルにあわせて遊ぶと、長いこと楽しめるのかもしれないな、と感じました。
 本当は2ゲームほどやりたかったのですが、神経衰弱が思った以上に白熱して1ゲームのみでお開きとなりました…お土産のIPAビールと川原先生のサイン付き著書をお配りして解散となりました。一部の参加者さんは自主的にアフターに行かれたようで、出会いの機会となれてとても嬉しかったです。

 というわけで、まだいくつか発送できていない分もあるのですが、今回のクラウドファンディングのイベントは無事終了いたしました。寒い中、またせっかくの休日にもかかわらずお越し頂きました皆様、本当にありがとうございました。

 また、いくつかお知らせがございます。
1)川原先生のご著書プレゼント
今回カードの監修をお願いした川原先生のご厚意で、今回ご支援下さった皆様の中から「お名前とご住所を慶応大へ知らせてもかまわない方」にかぎり、音声学・音象徴に関するご著書2冊をプレゼント下さることになりました。こちらに関しましてはacademistよりご案内メールが届きますので、いましばらくお待ち下さい。

2)追加・修正カード制作
今回お送りしたカードセットですが、1枚私の編集ミスで一部IPAチャートと食い違っているカードがございました。そのため、差し替えのカードを発行いたします。それに伴い、(最小ロットの都合)いくつか追加カードが作れることになりましたので、欠けていた放出音や付加記号のカードを制作予定です。こちらは後日郵送にてお届けしますので、お手数ですが差し替えをお願いいたします。

3)残部追加頒布
今回のクラウドファンディングでは、おかげさまで予定よりも多くの金額が集まったことから、想定より少し多めにカードセットを作ることができました。また、支援が間に合わなかったけれど入手したいというお声も多数頂いております。そのため、当初予定しておりませんでしたが、残部の追加頒布を予定しております。数がやや限られてしまう点と、ご支援頂いた方と不公平にならないように、カードセットとしてはややお値段が高めになりますことをご了承頂けましたら幸いです。頒布時期が決まりましたら改めて告知いたしますので、しばらくお待ち下さい。

IPAカードセット、まだ少しおさまりませんが、いましばらくお付き合い頂けましたら幸いです。

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